「もしものとき、葬儀社ってどう選ぶの?」
そう聞かれて、すぐに答えられる人は多くありません。
病院で亡くなった場合、多くの病院には 提携している葬儀社 があります。
亡くなった直後は慌ただしく、病院側から紹介された葬儀社にお願いする流れになることが一般的です。
病院の霊安室(安置室)も数が限られており、長時間の安置が難しいという事情も関係しています。
もちろん、紹介を断って自分で葬儀社を選ぶこともできます。
ただ、突然の出来事の中で冷静に判断するのは簡単ではなく、
結果として「紹介された葬儀社にそのままお願いした」というケースが多いのが現実です。
「どこに頼めばいいのかわからなかった」
「そのときは考える余裕がなかった」
そんな声をよく耳にします。
最近ではテレビCMや街中の看板でも、“家族葬”“一日葬”など、
小規模な葬儀 を目にすることが増えました。
身近な人だけで静かに見送りたいという考え方が広がっており、
実際に全国的にも小規模葬を選ぶご家庭が増えています。
しかし、たとえ生前に「小規模葬で十分」と希望していたとしても、
いざその時になると病院から提携葬儀社を紹介され、
断りきれずにそのままお願いしてしまうケースも多いのです。
悲しみや慌ただしさの中では冷静に比較検討する余裕はないですし、
結果的に希望と異なるかたちで葬儀が行われることもあります。
こうしたトラブルや後悔を防ぐためには、
生前のうちに「どんな葬儀にしたいか」「どこの葬儀社にお願いしたいか」を
あらかじめ整理しておくことが大切です。
たとえば——
- 家族葬・一日葬 など、希望する形式を決めておく
- 希望があれば葬儀社の候補や連絡先をメモしておく
- 予算の目安を考えておく
- 宗派や読経の希望をまとめておく
こうした内容を エンディングノート に書き留めておくだけでも十分です。
いざというとき、家族が迷わず行動でき、心の負担も軽くなります。
「葬儀のことなんて、まだ早い」と感じる方も多いでしょう。
でも、備えをしておくことは「死を意識すること」ではなく、
生きているうちに安心を整えること だと考えてみてください。
不安や迷いを減らし、家族が困らないようにしておくことは、
これからを穏やかに過ごすための準備でもあります。
とくに次のような方には、生前準備が大きな安心につながります。
- 一人暮らしの方
- 高齢のご両親をもつ50〜60代の方
- 家族葬など、小規模な葬儀を希望する方
まずは、エンディングノートを1ページだけでも開いてみましょう。
希望する葬儀社、葬儀の規模、連絡してほしい人など、
思いついたことから少しずつ書き留めておくだけで十分です。
行政書士としても、こうした 生前準備や遺言作成のサポート を行っています。
「何から始めたらいいかわからない」という方も、どうぞお気軽にご相談ください。
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人はいつかその時を迎えます。
不吉な話ではなく、「安心して生きるための準備」として。
未来の自分と家族のために、今から少しずつ備えていきましょう。
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