以前にもデジタル遺品のことはこのブログにもしたこともあるのですが
今回、もう一度深堀してみたいと思います
自分らしいデジタル終活
最近は、パソコンやスマホに思い出の写真や連絡先、仕事のファイルなど、大事な情報がギュッと詰まっています。しかし、もしものときに家族がアクセスできなかったり、逆に本当は見せたくなかったプライベートな記録まで遺されてしまう…そんなトラブルや気まずさが増えているのをご存じですか?
デジタル遺品の整理、あなたはできていますか?
普段何気なく使っているSNSやネット銀行、動画サービス、そしてスマホやパソコンの中のデータ。これらは「デジタル遺品」と呼ばれ、オフライン=機器本体、オンライン=ネット上の両方に、大切な情報が広がっています。
たとえば、「知らないまま放置していたネット資産や契約が見つかって相続トラブルになった」
「会社の重要データが取り出せず業務に支障が出た」という深刻なケースもある一方、趣味や日記など“もし自分がいなくなった後に家族に見られると、戸惑いを感じるかもしれない”データもあるのは自然なことです。
まずは“分類”から始めよう
大切なのは、「家族にきちんと伝えて残したいこと」と「自分だけのもの、そっとしておきたいこと」を、元気なうちに分けておくこと。
- 写真や資産、託したい連絡先などは“残すリスト”へ
- 日記や見られたくないデータは“整理・削除リスト”へ
全部きっちり管理できなくても、ざっくり分類するだけで、後々の家族の負担や戸惑いは大きく減らせます。
一番確実なのは“アナログ管理”!
デジタル時代の相続対策は難しく感じがちですが、最も効果的なのは「パスワードやヒント、大切なデータの場所を紙に書いて保管する」ことです。
銀行通帳や保険証券などと一緒に安全にしまい、信頼できる家族に「ここにまとめてある」と伝えておくだけで、もしもの時に家族も安心して対応できます。
データ復旧は意外と難しい――費用と時間の現実
実際に、パソコンやスマホのパスワード解析やデータ復旧を専門業者に依頼すると、
- 費用は1件あたり平均20万~30万円かかることもあります。
- 作業期間も数週間から数カ月以上かかる場合も!
また、強力なパスワードが設定されていると、「解析に数年、場合によっては”数万年相当の計算時間”が必要」と説明をうけて途方に暮れるというようなケースも。
こうした高額かつ長期化の現状から、相談があっても実際に依頼されるのは全体の2割ほどで、
残り8割は費用や作業時間の問題で断念しているのが現実です。
だからこそ、普段からパスワードやアクセス情報を紙に書いて管理しておくことが、
遺族の大きな助けになります。
SNSや会員サービスの「死後の扱い」も決めておく
X(旧Twitter)やFacebook、InstagramなどのSNSや動画配信サービスなどでは、アカウントの削除や保存、整理について希望を書き留めておくのがおすすめです。
残された家族や大切な人がプライベートな日記や趣味、思いがけない一面を知って戸惑ったり気まずくなることがないように
- 気になるデータや見られたくない記録は元気なうちに整理し、
- 残したいものだけをわかりやすく分けておく
こうした準備は、遺された人へのさりげない思いやりにつながります。
「亡くなってからのことだから気にしない」ではなく、家族が余計な心配や戸惑いをしないよう、
“今できる思いやり”としてデジタル終活を考えるとよいでしょう。
迷ったらプロに相談を
また、スマホやPCのパスワードを何度も試すと内部データが消されることもあるため、
「3回以上間違えたら無理せず専門業者に相談する」よう家族に伝えておくのが安心です。
今すぐできる、小さな一歩から
「デジタル終活は難しそう…」と思っていても、今すぐパスワードやヒント、
大切な情報を書き出すだけなら1分で始められます。
家族に「ここに大事な情報をまとめてある」と伝えておくだけで、もしもの際のトラブルを大幅に減らすことができます。
デジタル資産の整理は「自分の安心」であり、「家族へのやさしい備え」でもあります。
思い立った今が、準備を始めるベストタイミングです。ぜひ、できることから取り組んでみてください。
必要であれば、具体的な管理方法や相談先についての説明もご用意できますので、お気軽にお申し付けください。
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