こんにちは。行政書士てらぞの法務事務所の寺園由実です。
「エンディングノートって、まだ先のことだと思ってた」
「元気なうちは必要ないと思っていた」
そんな50代・60代の方からのお話よく伺います。
でも実は、今のうちから書いておくことこそが、家族への思いやりにつながるんです。
今日はそんなエンディングノートについて、やさしく解説してみたいと思います。
エンディングノートって何のために書くの?
エンディングノートは、自分の思いや希望、もしもの時に伝えたいことをまとめておくノートです。
たとえばこんな内容を書いていきます👇
基本情報(名前・住所・連絡先)
医療や介護の希望
財産や保険の情報
葬儀やお墓の希望
家族や親しい人へのメッセージ
50代・60代は、ちょうど親の介護やご自身の健康が気になり始める時期。
「自分のことも、きちんと整理しておこうかな」と感じるタイミングでもあります。
遺言書との違いも知っておこう
「エンディングノートって遺言書のこと?」とよく聞かれますが、実は大きく違います。
項目 | エンディングノート | 遺言書 |
法的効力 | なし | あり(法的に有効) |
書き方の自由 | 自由に書ける | 民法に則った形式が必要 |
目的 | 想いを伝える・情報整理 | 財産の分配などを正式に指定 |
つまり、エンディングノートは気軽に書ける「家族への手紙」のようなもの。
まずはこのノートから始めてみるのがおすすめです。
デジタル時代に必要な“新しい項目”も
最近では、「スマホのロックが解除できなくて困った」
「パソコンに大切なデータが入っているけど開けない」といった“デジタル遺品”の問題も増えています。
たとえば…
スマホやパソコンのロック解除方法
SNSやメールのログイン情報
ネット銀行・証券・サブスク契約の一覧
このあたりも、エンディングノートにメモ程度でも書いておくと、家族はとても助かります。
※詳しい内容は、また別の記事でじっくりご紹介予定です📱💻
書くタイミングは「今」がちょうどいい
エンディングノートは、体調を崩してから書くものではありません。
今だからこそ、自分の言葉で、前向きに、これからの生き方を見つめるチャンスでもあります。
「きちんと書かないと…」と思わず、まずは1ページだけでも書いてみることが大切です。
「何を書けばいいのかわからない」
「途中までしか書けないかもしれない」
そんな方も大歓迎です!お気軽にご連絡ください📩
👉 お問い合わせフォームはこちら
📞 070-8490-2465
おわりに
エンディングノートは、“自分らしいこれから”を大切にするためのノートです。
そして何より、家族への想いをカタチにするものでもあります。
今日がその一歩目になりますように。
ぜひ、一緒に始めてみませんか?🌿