9月に入りましたね。セミの声が聞こえなくなり、少しずつ秋の気配を感じるようになりました。
とはいえ、まだ暑い日も続きますので体調管理には十分お気をつけください。
皆さまにとって、実りのある秋のスタートとなりますように。
今日は、人生の最期を迎えるときに家族が直面する選択について触れてみたいと思います。
看取りの場面で生まれる家族の亀裂
ご家族が重い病気や突然の事故で意識を失い、医師から「延命治療を行いますか?」と尋ねられた時に、
家族が同じ意見を持つのは、とても難しいです。
- 「少しでも長く生きてほしい」
- 「苦しい延命処置は望んでいないはず」
こうして意見が分かれてしまうと、看取りの時に家族の間に溝が生まれてしまうことがあります。
その後の相続や遺産分割にまで影響する場合も・・・
看取りのシーンでの対立は、実はその後の遺産分割協議にも影響することが少なくありません。
- 「親の希望を無視した」
- 「自分の意見を押し通された」
医療方針の決定は医療費の増減にも直結します。
そうした感情のしこりが残ることで、相続の話し合いがスムーズに進まなくなるのです。
本来なら悲しみを分かち合う時に、さらに家族関係が悪化してしまうのは、とても悲しいことです。
エンディングノートの役割
そこで役に立つのが エンディングノート です。
- 延命治療の希望を書いておく
- 葬儀の方法や希望を書いておく
- 財産や連絡してほしい人をまとめておく
本人の言葉があるだけで、家族は迷わず意思を尊重できます。
また「医療方針」と「財産に関する考え方」をあわせて残しておくことで、看取りの時も、その後の相続や遺産分割の時も、
家族が争わずに済むのです。
まとめ
最期の看取りは、誰にとっても避けられないシーンです。
そのときに家族の間で亀裂が入り、さらに相続のシーンでもめてしまうのは、とても悲しいことです。
だからこそ、エンディングノートに自分の意思を書き残しておくことは、残される家族への大きな思いやりになります。
当事務所では、エンディングノートの書き方アドバイスや遺言書作成のサポートも行っております。
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